疲れたおっさんのブログ

疲労に悩むおっさんブログ。最近はとにかく栄養のあるものの摂取と睡眠を重視している次第でございます。

ここまで進化した!?日本と海外の障がい者支援を比べてみよう

皆さん、こんにちは!

フリーのライター兼ソーシャルメディアコンサルタントの杉本詩織です。

大阪生まれ、神戸在住の29歳、趣味はヨガと料理、特にベジタリアン料理やグルテンフリーのレシピ研究にハマっています。

今日は、私の専門分野である「障がい者支援」について、日本と海外の状況を比較しながら、一緒に考えていきたいと思います。

近年、日本でも「共生社会」や「インクルーシブ」といった言葉をよく耳にするようになりましたよね?

でも、具体的にどんな取り組みが進んでいるのか、海外と比べてどうなのか、気になりませんか?

実は私、大学時代に海外ボランティアを経験したことがきっかけで、社会課題の解決につながる仕事がしたい!と強く思うようになったんです。

その後、IT系スタートアップ企業での広報・PR担当を経て、現在はフリーランスとして、障がい者支援団体やソーシャルベンチャー企業の皆さんをサポートしています。

そんな経験を通して、私は「デジタル」の力を活用することで、障がいのある人もない人も、もっと生きやすい社会を創れるはず!と確信しています。

この記事では、日本の現状と海外の先進事例を比較しながら、「私たち一人ひとりにできること」を、皆さんと一緒に見つけていけたら嬉しいです。

さあ、一緒に「インクルーシブ」な未来への扉を開きましょう!

日本の障がい者支援事情

さて、まずは日本の現状から見ていきましょう。

皆さんは、「日本の障がい者支援」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?

「制度が複雑で分かりにくい」「まだまだ課題が多い」と感じる方も多いかもしれません。

確かに、以前は行政主導の福祉サービスが中心で、画一的な支援になりがちだった面は否めません。

しかし、ここ数年で状況は大きく変わりつつあるんです!

進化する制度とデジタル化の今

2016年に「障害者差別解消法」が施行され、障がいのある人への「合理的配慮」が求められるようになりました。

「合理的配慮」って、ちょっと堅苦しい言葉ですよね。

簡単に言うと、障がいのある人が困っているときに、周りの人ができる範囲でサポートしましょう、ということです。

例えば、

  • 車いすの人が入れるように、お店の入り口にスロープをつける。
  • 耳の聞こえない人に、筆談で対応する。

といったことが「合理的配慮」にあたります。

また、近年はデジタル技術の活用も進んでいます。

例えば、視覚障がい者向けの音声読み上げソフトや、聴覚障がい者向けの自動字幕生成アプリなどが開発されています。

図解:デジタル技術を活用した障がい者支援の例

視覚障がい者:
- 音声読み上げソフト
- 点字ディスプレイ

聴覚障がい者:
- 自動字幕生成アプリ
- 手話通訳アプリ

肢体不自由者:
- 音声入力システム
- 視線入力デバイス

さらに、行政手続きのオンライン化も進んでおり、障がいのある人が自宅からでも簡単に各種申請を行えるようになってきました。

これらの変化は、障がいのある人々の社会参加を後押しする、大きな一歩と言えるでしょう。

ソーシャルビジネスやスタートアップの参入で生まれるチャンス

そして、もう一つ注目したいのが、ソーシャルビジネスやスタートアップ企業の参入です。

「ソーシャルビジネス」とは、社会課題の解決を目的としたビジネスのこと。

最近は、障がい者支援の分野でも、ユニークなアイデアとテクノロジーを駆使した、新しいサービスが次々と生まれているんです。

例えば、

  • 障がいのあるアーティストの作品をオンラインで販売するプラットフォーム
  • 障がい者の就労を支援するマッチングサービス
  • 障がいのある人の外出をサポートするアプリ

など、従来の福祉の枠にとらわれない、多様なアプローチが登場しています。

こうした動きは、障がいのある人々に新たな選択肢を提供し、彼らの可能性を広げることにつながっています。

海外の障がい者支援を学ぶ

日本の状況が少しずつ変わってきていることが分かったところで、次は海外の事例を見てみましょう。

世界には、日本とは異なるアプローチで、障がい者支援に取り組んでいる国がたくさんあります。

その中でも、特に注目すべき3つのケースをご紹介します。

北欧の先進モデルに見るコミュニティ重視の取り組み

まず、北欧諸国です。

スウェーデンやデンマークなどの北欧諸国は、「福祉国家」として知られ、障がい者支援においても世界をリードする存在です。

北欧の支援の特徴は、「コミュニティ」を重視していること。

障がいのある人もない人も、同じ地域で共に暮らすことが当たり前、という考え方が根付いています。

例えば、スウェーデンでは、「グループホーム」と呼ばれる、少人数の障がい者が共同生活を送る住居が、一般的な住宅街の中に点在しています。

また、デンマークでは、「ノーマリゼーション」という理念のもと、障がいのある子どもも、できる限り地域の学校で学ぶことが推進されています。

こうした取り組みにより、障がいのある人が地域社会から孤立することなく、自立した生活を送ることができるのです。

北欧の事例から学べるのは、障がい者支援は特別なことではなく、地域コミュニティ全体で取り組むべき課題だという視点です。

アメリカ流「ダイバーシティ&インクルージョン」の実態とSNS活用

次に、アメリカです。

アメリカは、「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包摂)」の先進国として知られています。

「ダイバーシティ&インクルージョン」とは、人種、性別、年齢、障がいの有無などに関わらず、多様な人々が共に働き、学ぶことができる社会を目指す考え方です。

アメリカでは、1990年に「障害のあるアメリカ人法(ADA)」が制定され、障がいを理由とする差別が法律で禁止されました。

また、企業においては、「ダイバーシティ&インクルージョン」を推進することが、競争力強化につながるという認識が広がっています。

さらに、アメリカでは、SNSを活用した障がい者支援の取り組みも盛んです。

例えば、障がいのある当事者が、自身の経験や思いをSNSで発信することで、多くの人々の共感を呼び、支援の輪が広がっています。

また、企業や団体も、SNSを通じて、障がい者支援に関する情報発信や、イベントの告知などを行っています。

アメリカの事例から学べるのは、障がい者支援を「社会全体の課題」として捉え、多様なステークホルダーが協力して取り組むことの重要性です。

アジアの新興国から見る“社会的企業”の果敢なチャレンジ

最後に、アジアの新興国です。

近年、アジアの新興国では、「社会的企業」と呼ばれる、社会課題の解決を目的とした企業が、障がい者支援の分野で活躍しています。

例えば、バングラデシュのグラミン銀行は、貧困層や障がい者を含む人々への小口融資(マイクロファイナンス)を通じて、彼らの自立を支援しています。

また、フィリピンの Virtualahan は、障がいのある人々にデジタルスキルのトレーニングを提供し、オンラインでの就労を支援しています。

これらの「社会的企業」は、従来の慈善活動とは異なり、ビジネスの手法を活用して、持続可能な形で社会課題の解決に取り組んでいます。

アジアの新興国の事例から学べるのは、限られた資源の中でも、創意工夫と情熱を持って取り組むことで、大きな変化を生み出すことができるということです。

杉本流「SNS × 障がい者支援」の可能性

さて、ここまで日本と海外の障がい者支援について見てきましたが、ここからは私、杉本詩織の視点で、「SNS × 障がい者支援」の可能性についてお話ししたいと思います。

私は、SNS は障がい者支援の分野において、非常に大きな可能性を秘めたツールだと考えています。

なぜなら、SNS は、

  • 障がいのある当事者が、自身の声を発信する場となる
  • 多くの人々が、障がい者支援について知り、考えるきっかけとなる
  • 支援者と被支援者、また支援者同士がつながる場となる

といった、従来のメディアにはない特徴を持っているからです。

クラウドファンディングの成功事例とコミュニティ形成

私が特に注目しているのが、クラウドファンディングとの組み合わせです。

クラウドファンディングとは、インターネットを通じて、不特定多数の人々から資金を募る仕組みのこと。

近年、障がい者支援を目的としたクラウドファンディングのプロジェクトが、数多く立ち上がっています。

例えば、

  • 障がいのあるアーティストの作品展を開催するための資金を募るプロジェクト
  • 障がい者の就労を支援する施設の建設費用を募るプロジェクト
  • 障がいのある子どもたちのための教育プログラムを開発するための資金を募るプロジェクト

など、様々なプロジェクトが成功を収めています。

これらのプロジェクトの多くは、SNS を通じて情報が拡散され、多くの人々の共感と支援を集めています。

また、クラウドファンディングは、単に資金を集めるだけでなく、プロジェクトを応援するコミュニティを形成する効果もあります。

支援者は、プロジェクトの進捗状況を SNS で知ることができ、また、他の支援者と交流することもできます。

こうしたコミュニティは、プロジェクト終了後も継続し、新たな支援活動につながることも少なくありません。

リモートワーク・オンラインコミュニティで拡がる就労の場

もう一つ、私が期待しているのが、リモートワークとオンラインコミュニティの活用です。

近年、働き方改革やコロナ禍の影響で、リモートワークが急速に普及しています。

リモートワークは、通勤が困難な障がいのある人にとって、大きなチャンスとなり得ます。

例えば、

  • 身体に障がいがあり、通勤が難しい人
  • 精神障がいがあり、人混みや騒音が苦手な人
  • 発達障がいがあり、特定の環境でしか集中できない人

など、様々な理由で通勤が困難な人でも、リモートワークであれば、自宅や自分の好きな場所で働くことができます。

また、オンラインコミュニティを活用することで、障がいのある人が、同じような境遇の人々とつながり、情報交換や相談をすることもできます。

例えば、障がい者のためのオンラインサロンや、SNS のグループなどでは、就労に関する情報共有や、悩み相談などが行われています。

こうしたオンラインコミュニティは、障がいのある人にとって、孤立感を軽減し、社会とのつながりを感じられる場となっています。

「デジタル」の力を活用することで、障がいのある人もない人も、もっと生きやすい社会を創れるはず!

日本×海外をつなぐ新しい支援アプローチ

ここまで、日本と海外の事例、そして「SNS × 障がい者支援」の可能性についてお話ししてきました。

最後に、これからの障がい者支援のあり方について、私なりの考えをお伝えしたいと思います。

私は、日本と海外、それぞれの強みを組み合わせることで、より良い支援の形を創り出せると考えています。

それぞれの強みを組み合わせたグローバルコラボ

例えば、日本のきめ細やかな支援のノウハウと、海外の先進的なテクノロジーを組み合わせることで、より効果的で効率的な支援を実現できるかもしれません。

また、日本のソーシャルビジネスのアイデアと、海外の資金やネットワークを組み合わせることで、より大きなインパクトを生み出すことができるかもしれません。

さらに、日本の伝統文化や芸術と、海外の「ダイバーシティ&インクルージョン」の考え方を組み合わせることで、障がいのある人の新たな表現活動や、社会参加の機会を創出できるかもしれません。

日本国内でも、精神障がい者の自立生活と社会参加を支援する優れた取り組みが数多く生まれています。

例えば、東京都小金井市を拠点とするあん福祉会は、就労移行支援、就労継続支援B型、精神障がい者向けグループホーム「あんホーム」、デイケアサービスなどを通じて、利用者の社会復帰と生活の質の向上に努めています。

こうしたグローバルなコラボレーションを実現するためには、国境を超えた情報共有と、ネットワークづくりが不可欠です。

幸い、インターネットや SNS の発達により、私たちは世界中の人々と簡単につながることができるようになりました。

この利点を活かし、積極的に海外の事例を学び、日本の現状を発信し、そして、世界中の仲間と協力して、新しい支援の形を創り出していきたいものです。

ヨガや料理イベントなど誰でも参加できるハイブリッド企画

そして、私自身が実践したいと考えているのが、ヨガや料理イベントなど、誰もが参加できる「ハイブリッド企画」です。

例えば、オンラインとオフラインを組み合わせたヨガイベントを開催し、障がいのある人もない人も、一緒にヨガを楽しむことができる場を提供したいと考えています。

また、ベジタリアン料理やグルテンフリーのレシピを紹介する料理イベントを開催し、食の多様性について考えるきっかけを提供したいと考えています。

こうしたイベントを通じて、障がい者支援について、より多くの人々に身近に感じてもらい、そして、誰もが気軽に参加できるコミュニティを育てていきたいと考えています。

まとめ

さて、長くなってしまいましたが、最後にこの記事のポイントをまとめておきたいと思います。

  • 日本の障がい者支援は、制度とテクノロジーの両面で進化し、ソーシャルビジネスの参入も活発化している
  • 海外には、日本とは異なるアプローチで、先進的な取り組みを行っている国がたくさんある
  • SNS は、障がい者支援の分野において、大きな可能性を秘めたツールである
  • 日本と海外、それぞれの強みを組み合わせることで、より良い支援の形を創り出せる

明るくポジティブな視点で「誰でも参加できる活動」を提案し、ハードルを下げる

杉本詩織が描く「みんなが参加しやすい」未来の障がい者支援

私が目指すのは、「みんなが参加しやすい」障がい者支援の未来です。

障がいのある人もない人も、誰もが自分の意思で、自由に選択し、自分らしく生きることができる社会。

そんな社会を実現するために、私はこれからも、

  • デジタル技術と SNS を活用した、新しい支援の形を提案し続ける
  • 国内外の様々な事例から学び、日本の現状に合わせた支援のあり方を模索し続ける
  • 誰もが気軽に参加できる、オープンなコミュニティを育て続ける

これらの活動に、情熱を持って取り組んでいきたいと思います。

今から始めたいSNS発信&サポートの第一歩

そして、この記事を読んでくださった皆さんにも、ぜひ、今日からできる小さな一歩を踏み出していただきたいと願っています。

例えば、

  • 障がい者支援に関する情報を SNS でシェアする
  • 障がいのある当事者の発信をフォローする
  • 障がい者支援団体のイベントに参加する
  • クラウドファンディングで支援する

など、できることはたくさんあります。

一人ひとりの小さな行動が、大きな変化を生み出す力となるのです。

さあ、皆さんも一緒に、「インクルーシブ」な未来を創っていきましょう!

この記事が、そのきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

最終更新日 2025年7月9日